こんにちは、那音です。
お陰さまで引き続きこの今日のカードの記事がTwitterをはじめ検索からも多数のアクセスをいただいています。
こうなると作者としましてはモチベーションの上がる一方でございます。これからも書き続けたいと思っています。
さて、今日のカードは「七色の歌姫」収録の「Chouchou セーラ」と「Chouchou プレア」ですね。先日の週ヴァンで話題になった「Chouchou」のクリティカルトリガーで、「Chouchou クレネス」が「アビサル・オウル」系列のスキルを持っていたことから、「ベリアルオウル」枠なのでは?と予想されていましたが、そのテキストとは…!?
さっそく能力を見てみましょう。
Chouchou セーラ
グレード0/4000 《バミューダ△》<マーメイド>【クリティカルトリガー】
①【自】GB(1):[CB(1),このユニットをソウルに置く]あなたの「Chouchou」を含むヴァンガードがアタックしたバトルの終了時、コストを払ってよい。払ったら、1枚引き、あなたの手札から「Chouchou」を含むカードを1枚まで選び、(R)にコールし、そのターン中、パワー+5000。
ついに判明した「Chouchou」のクリティカルトリガーですね。イラストレーターはNa-Ga先生。尊い。
能力は、どちらかというと「ドキドキ・ワーカー」に近いですが、結構差異が目立ちますね。まずはその差異からつついていきましょう。
…アレですね。結構違いますね。
GBの有無について
個人的に気になるのは、やはりGBの有無でしょうか。ドキドキ互換は先攻でも手軽にソウル補充と手札交換といった感覚で使えましたし、ちょっとリアのラインの要求上げて手札交換するという、まさに縁の下のなんとやらって感じの運用ができていましたよね。
GBがあることにより、少なくとも最速で使うのは難しくなりますよね。
とはいえ、「Chouchou」は全グレードにあるので、GB縛りがなければ初っ端から使えてしまえるので、連続アタックができるスキルと相まって危険だと判断されたのでしょう。
じゃあせめて「グレード3以上の」を要件に入れるくらいに留めて欲しかったというのが正直なところですが、まあ言っても仕方ありません。ブシロに従え。
個人的には、このGB査定はかなり評価が下がりますね。
タイミングについて
セーラの能力使用のタイミングは、指定のヴァンガードのアタック後です。
なので、ドキドキ互換でのジレンマだった、V裏に置いた時の損した感がかなり低減されていますね。
もちろん従来通り(R)裏や前列にコールして能力を使うというのも有効になりますね。
なお、このタイミングの違いによって「アタック時に手札コストを要求するスキルを持つヴァンガード」がもしかしたら影響を受けるかもしれないと思ったのですが、現状のChouchouやGユニットにはそのタイプのユニットがいなかったので一安心ですね。
コストについて
コストは、CB(1)も要求するようになっています。この、この。ちゃっかりしやがって。
とはいえこちらの能力は連続アタックを実現できますし、ヴァンガードは昔から連続アタックには厳しめの査定の風潮があるので、仕方ないと言えます。
言うまでもないと思いますが、「炎熱機竜 ズィーゲンブルク」は例外中の例外なので気にしないでください。
Vの要件について
はい、ここが大きく違っていますね。
ドキドキ互換は、ヴァンガードの固有名詞的な名称(「宝石騎士」の「アシュレイ」など、いわゆるサブ名称)を要件にしていました。なので、せいぜいメインに2種類、Gゾーンに2種類とかが関の山でした。
しかしセーラは「Chouchou」全体で使えますね。「Chouchou」はティルア、軸を選ばないというのはとてつもないメリットですね。
きっと皆さんは「これ絶対高くなるやつやん…」と思われているかもしれませんが、僕もまったく同意見です。
能力について
ドキドキ互換はヴァンガードのパワー増加だったので、とりわけVスタンドの二撃目で使って要求値を1ライン上げるという使い方が強力でしたよね。
セーラはヴァンガードそのものには不干渉です。リアガードをコールして、コールしたリアガードのパワーを上昇させます。
バトルフェイズ中のコールという点でとても強力ですが、そこにさらにパワー上昇がついてくるのが嬉しいですよね。トリガーを見越しても要求値が取れる可能性があります。
「Chouchou」しかコールできませんが、たとえばバトルフェイズ中に登場すること能力を「Chouchou セルヴィーズ」などとはかなり相性が良いですね。
もちろん同時に公開されたプレアとの相性も抜群です!(後述します)
コール対象が「Chouchou」のみなので、「Chouchou」のGユニットを見越しても既存の軸に入れるのは難しいかもしれません。
たとえば【オバロ軸】に、「覇天皇竜 ドラゴニック・ブレードマスター“戴天”」前提で「ドラゴンナイト ジャンナット」を採用するようなやり方は難しいかもしれないですね。
一応、ヴァンガードのアタック終了時にCB(1)で実質手札交換、程度の運用ならば可能ですが、そのためにわざわざ「Chouchou」のGユニットに超越してCBを使い、オマケにパワーも乗せられないというのはちょっと抵抗がありますよね。いや、【抵抗】能力はないんですけど。
「Chouchou」以外での採用を考えるのであれば、ある程度はメインに「Chouchou」のユニットを入れるしかなさそうです。
しかし「Chouchou」の面々って、出張するにはクセが強いですよね…。考えものです。トリガー一行くらいなら出張できるかもしれませんが。
他のクランだとどうなる!?
今回のこのセーラ、ブシロードさんは互換が好きなのでおそらく今後のクランにも互換と呼ばれるカードが出てくると思いますが、その場合ってテキスト変わってそうですね!?手札に戻してコールというのは、おそらくバミューダ△だからこの能力になっているのだと思いますし。
その場合、たとえばノヴァとかだと特定名称のリアガードをスタンドさせてパワー+5000とかになるのでしょうか?それはそれでヤバイ気がしますね…。
Chouchou プレア
グレード1/7000 《バミューダ△》<マーメイド>
①【自】GB(1):[SB(1)]このユニットが(R)に登場した時、あなたの「Chouchou」を含むヴァンガードがいるなら、コストを払ってよい。払ったら、あなたの手札から「Chouchou」を含むカードを1枚まで選び、このユニットと同じ縦列の(R)にコールする。
はい、可愛い~~~~!
本当にありがとうございます、超タイプです。宜しくお願い致します。
皆さんには見えますでしょうか、フレーバーテキストにうっすらと「ボク」の文字が見えますよね。(※見えません)
なので、この子はまごうことなき「ボクっ娘」です。(※作者の脳内の話です)
…ふぅ。
満足したので能力の解説に参ります。
(R)に登場した時に、追加で1枚を同じ縦列にコールできます。制限がガチガチすぎるので実質「Chouchou」専用の能力ですが、やはりこの手の能力はバトルフェイズ中の連続アタックの質が大きく上がるので使いやすいですよね。
セーラからコールすれば、12000という充分なブースト値を叩きだせますし、仮に相手のダメージトリガーを加味しても要求は取れるでしょう。
懸念点はやはりソウルを使用するということ。というのも、公開済みの「Chouchou」の面々は「Chouchou ブランシェ」、「Chouchou リステラ」、「Chouchou クレネス」など、ほぼ必須レベルのユニットがやたらソウルを使うんですよね。その割には、特段ソウルを確保する手段がある訳ではないので、園あたりのリソース管理が難しそうだと思います。
とはいえ、イラスト、フレーバー、テキスト、一人称(※思い込み)全てが僕好みなので、この子は是非使ってあげたいなと思います!
最後に
バミューダって最高ですね!
読んでいただきありがとうございました!
※「七色の歌姫」に収録されている他のカードの考察はコチラからご覧いただけます。
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能力付きクリティカルトリガーといえば、私はPRISMのサンシャイン・クリアを使っていますね。プリンセス・ラブラドルの効果で戻った時に効果を使って、G3ヴェールをコールして回収し、次のターンもしっかり超越できるようになるのは安心できます。本人は山札に戻るので、トリガーで捲れる可能性もより期待できますね。
サンシャイン・クリア+ヴェール+プリンセス・ラブラドルの出張セットは確かにアリかもしれませんね。ただ、結局はヴェールにライドした時(つまり、メインVにライドできなかった時)ありきになるので、Gゾーンに余裕のないような構築だと難しいですよね…。
クリア自体は本当にスペックが高いので、是非他の名称にもそれに並ぶ優秀なトリガーが出て欲しいものです。